断食で腸内環境を整える・フルーツ断食の提案

断食で腸内環境を整える・フルーツ断食の提案

断食に興味がある人はダイエットが一番の目的かもしれません。そして、身体の毒素を出してしまいたいデトックスにも関心があるでしょう。そんな意識が高い人たちが注目しているのが断食。本格的な断食ではなくてプチ断食が流行っています。
 
ダイエットしても効果がでない人は、痩せにくい身体になっているのかもしれません。つまり、身体に毒素が溜まっている状態なのです。代謝の良い身体になれば痩せやすくなりますし、身体の中を一度、綺麗にリセットするといいでしょう。この記事では【フルーツ断食】について解説します。
 
 
■フルーツ断食をして腸内環境を整えダイエットできる秘密は「酵素パワー」にあります!
 
体重が減らない要因のひとつとして上げられるのが「便秘」。そして、身体のむくみです。それらは身体の中に老廃物が蓄積しているからです。食生活・食習慣が理想的な状態でないことが引き金になっています。
 
食べたものをしっかりと消化するには酵素が大事になってきます。加工食品・ファーストフード・過食気味の人たちに共通していることは、消化するためだけに酵素が使われてしまいます。そのために、老廃物を排出する働きをする酵素が不足気味になっているのです。
 
まずは、消化を第1に考えますから、消化→排出の順番を変えることはできません。断食によってダイエットを成功させることができるのは、内臓を休ませるところにあります。消化だけに使われていた酵素を排出に回せることができれば、健康的で痩せやすい体質になります。
 
今回提案しているフルーツ断食は、フルーツの酵素の力を借りようとするコンセプトがあります。果物には浄化を促進する酵素がふんだんに入っています。ミネラルやビタミンも豊富ですから基礎代謝が刺激されるメリットもあります。
 
■フルーツ断食をするとどんな効果があるのでしょうか?
1番目は「排出力が高まること」です。
「むくみ」や「便秘」が改善されるのは、果物に老廃物を排泄する酵素がたっぷり含まれるからです。カリウムが豊富であることで、身体に余分なナトリウムも排出してくれるので、むくみも改善されます。
 
2番目は「だるさが取れること」です。
気分がすっきりして晴れ晴れとして気持ちになります。フルーツ断食をすれば消化に使用されるエネルギーが減少します。胃腸が休みをとれるので身体はリフレッシュします。身体のだるさがとれる理由は内臓が機能的に元気をとりもどすからです。
 
3番目は「基礎代謝がアップすること」です。
脂肪燃焼力が上がりますので、効率的に体内の老廃物が排出されます。身体の中に滞っていた血液の流れやリンパの流れがスムーズになります。基礎代謝が正常化することで脂肪が燃えやすい身体ができあがります。
 
 
■フルーツは食べ放題ですから、断食と言っても辛いことはありません。
 
断食と聞くと「空腹に耐えられるか?」と思いますが、フルーツ断食は空腹と闘うことはありません。これは魅力的ですよね。果物は好きなだけ食べても大丈夫です。
 
フルーツ断食は2日間の期間です。その間は、水とフルーツだけの生活になります。けれども、あなたが好きなフルーツはどれだけ食べてもOKです。満腹感は得られやすいでしょう。これならば断食初心者でも挑戦しやすいです。
 
楽な断食になりますが、2日間以上継続するのはやめておきましょう。私達の身体に必要な栄養素が入ってこない環境を我慢できるのは2日間が限界だからです。
 
それ以上フルーツ断食をしてしまうと、身体は緊急事態を感じます。防業体制に入りますから強烈な食欲がでてくるのでドカ食いしてしまいます。この食欲はブレーキがききませんからリバウンドしてしまいます。2日間の日にちは厳守してください。
 
酵素は熱が加わるとダメージを受けてしまいます。フルーツは調理したりせずに生で食べてください。南国生まれのフルーツは身体を冷やしてしまうこともありますので避けた方がいいです。水分もしっかりと摂取しましょう。常温の水やミネラルウォーターがオススメ。カフェインが入っていない無糖タイプのハーブティーなどもいいでしょう。
 
たくさんのフルーツを同時に食べると、配合している複数の酵素が反発しあってしまいます。効果が薄れないようにしたいですから、身体の老廃物を排泄したり浄化作用が高まる午前中は1種類の果物にしておきましょう。酵素のパワーを最大限に生かしたいからです。
 
フルーツ断食をしている期間は、可能な限り身体に無理がないように安静にしておくようにしましょう。普段通りの生活でいいのですが、負担がかかるような激しい運動はしないでください。身体を浄化しているのに、疲労物質を貯めてしまうと意味がありません。体調が悪いときや生理のときは避けるべきです。
 
 
■さあ!フルーツ断食を実践しましょう。
 
2日間の期間になりますが、実際にやる場合に、フルーツ断食の前後をどのような食生活にするかも大切なポイントになります。例えば、「断食をするから、今の間に食いだめをしておこう!」なんて過食状態でフルーツ断食に入っても、消化が追いつきません。結局、断食効果が薄れてしまうので効率が悪いです。
 
それとは反対に、フルーツ断食をする前に食事量を少なくしすぎるのも考えもの。私達の身体は食べ物が入らないと、エネルギー消費を抑える傾向になります。老廃物が排出されなくなるので注意しましょう。
 
フルーツ断食を実践している期間は、どうしても栄養が不足します。しっかりと栄養を補っておく必要があります。豆類・赤身肉などの食材をバランスよく摂取しておいて、基礎代謝を上げておきたいです。
 
フルーツ断食が終わったら内臓は休んでいる状態です。いきなり普通食にするのではなくて、胃に優しい食事から開始するのがポイントです。栄養分の吸収が良くなります。できるだけ身体に吸収させたくないものは避けましょう。糖分が多かったり脂肪分が多かったりする食事をしてしまうと、フルーツ断食の価値がなくなります。
 
では具体的にご説明します。
 
■1日目から2日目……導入食の時期になります。
基礎代謝を高めるバランスの取れた食事を意識してフルーツ断食の効果をアップしましょう。フルーツ断食をする前にフライング気味に食事の量を減らしすぎないように!身体は省エネモードになって逆効果になってしまいます。肉類や豆類をしっかりと食べてください。基礎代謝に欠かせないミネラル・ビタミン・たんぱく質を補給すれば老廃物がスッキリとでてくれるコンディションになります。
 
豚肉・牛肉・羊肉などの赤身肉にはLカルニチンが多く含まれます。これらは基礎代謝を上げてくれますから、体脂肪燃やすには打って付け!ステーキなどをしっかりと食べてください。
 
カレーや豆類は内臓機能をアップしてくれます。カレーはターメリックを含みます。豆類もそうですが、肝臓や腎臓を綺麗にしてくれる特徴があります。デトックス効果をアップしたいならば、内臓機能を高めておくのがポイントです。
 
■3日目から4日目……断食中の時期になります。
2日間はフルーツと水だけで、しっかりとデトックスをしましょう。フルーツを取る頻度にきまりはありません。1日3食と間食のペースならば、食事のリズムが整いやすいのでお勧めです。フルーツも固形のほうが腹持ちはいいのですが、ジュースの方が消化吸収にエネルギーが使われません。断食効果を見たらジュースのほうが効果的です。
 
栄養価が高いメロンなどもお勧めですが、好みのものを美味しく食べると楽しく過ごせます。ストレスを感じることもないでしょう。
 
■5日目……復食期になります。
断食効果をそのまま維持したい時期です。できるだけ内臓にやさしい食品を意識してください。断食した後は栄養の吸収が良くなりますから、身体に吸収したくないものは避けた方がいいです。例えば、カフェイン・乳製品・小麦加工品・糖質や脂質が多いものを避けるようにしましょう。
 
消化の良いメニューを少しずつ食べてください。断食している間の胃に負担がないようにするのがポイントです。
 
朝御飯や昼御飯は、フルーツとお味噌汁程度で胃を慣らしましょう。断食明け直後からご飯などの主食を食べてしまうと胃にとっては負担が大きくヘビーです。フルーツを主体にしてお味噌汁やスープなどの汁物を1品プラスする程度にしましょう。
 
晩御飯は、炭水化物を取り入れてもいいでしょう。これも消化が良いものにしてください。お粥や雑炊やおそばなどは消化も良いです。


断食道場

断食施設・宿泊ホテル

ファスティング施設・ホテル